所蔵品Collection
寄贈
資料及びご遺品寄贈のお願い
本学には、養成所が開設された1890年から今日にいたるまでの赤十字の看護婦養成と救護活動に関する資料、5,000点余が残されております。このたび研究や教育、展示の用に役立てたいと考え、2006年度春より『史料室』を本格的に整備することにいたしました。そこで皆様に赤十字にゆかりの品々、その時代を知るよすがとなります資料、ご遺品をご寄贈いただけるようお願い申し上げる次第でございます。今日では昔日を知る方々も日々少なくなるとともに、各家庭においては世代交代が進渉した結果、ともすれば貴重な史料が散逸し、市井に流れはじめていると聞きます。赤十字看護婦として身を挺して社会や国家に尽くされた方々のお心とそのご苦労を通じて、往昔を追憶し、平和と看護の発展を祈念する場となればと考えています。ご寄贈頂きました資料やご遺品は、史料室に納め、保管するとともに、順次展示に使わせていただく所存です。何卒ご協力の程をお願い申し上げます。
ご寄贈をお願いする品々:制服、帽子、装具、記章、教科書、ノート、看護用具、写真、日記、手紙、絵はがき、絵画、スケッチなど、看護婦の教育または救護の際にお使いになられていた品やゆかりのある品々。
ご連絡先:前もってご寄贈品の内容及び送付手続き確認のためご連絡いただけると幸いです。
まずは下記までお電話、ファクシミリ、お手紙にてご連絡下さい。
〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-1-3
日本赤十字看護大学 担当 川原 由佳里
TEL:03-3409-0875(代) FAX:03-3409-0589
寄贈状況
これまでご寄贈いただいた資料は以下のとおりです。心より御礼申し上げます。
2006年度
写真28点、図書5点、その他1点のご寄贈があった。
2006年5月22日 Nさまより
- 日赤千葉支部看護婦養成所第3回生記録3枚
2006年7月6日 Tさま(養成所70回生)より
- 1945年養心寮横の写真1点
- 1945年3月10日東京大空襲 宮城前救護班の写真2点
- 書類1点 戦時下の養心寮の思い出(「おとずれ」同方会山梨支部23号)
2006年7月6日 Wさま(故Mさまのご主人)より
- 救護員手帳 1点
- 付救護員手帳送付の件(1941年日本赤十字社福島支部からの通達)
- 救護看護婦生徒帰郷療養者心得
2006年7月6日 Tさま(養成所71回生、専門学校1回生)
- 養成所修業証書 1点
- 専門学校卒業証書 1点
- 模範学院卒業証書 1点
- 救護看護婦任命書 1点
- 写真32枚(台紙4枚)養成所卒業式、専門学校卒業式他
2006年7月6日 Mさま(養成所71回生、専門学校1回生)
- 海軍特別少年兵 付従軍看護婦の記録(1972年刊)
- ナイチンゲール肖像画(裏面にGHQ教師4名の直筆サインあり)
2007年1月10日 Oさま(専門学校2回生)
- 新聞切り抜きコピー「“厚生の道”遠くとも」
- 新聞切り抜きコピー「看護婦さん初の専門学校卒業」
- 看護婦ならびに看護婦生徒が看護監督宛に送った書簡(大正年間)51点(写真1)
- 佐藤信一『赤十字百年』1冊
- 神奈川県看護協会発行『私からのメッセージ』1冊
- 飯塚スズ『私の看護昭和史』1冊
- 高橋フジエ『木の花の帽章』1冊
写真:O様より寄贈の書状(一部)
2007年1月16日 Sさま(養成所66回生)
- 第66回生救護看護婦生徒卒業記念アルバム 1冊
- 運動会写真
- 短期大学同窓会写真
- 他1点
2007年度
個人からの寄贈の他、閉校となった水戸赤十字看護専門学校からも史料の寄贈の申請があった。
2008年度
日本赤十字社病院看護婦養成所第2回生の高木ハル氏のご遺族、田淵まさ代氏のご遺族から御遺品の遺贈のお申出があり、ぞれぞれご自宅に伺い、寄贈資料を受け入れた。